【無駄遣い】コンビニも電車も高いです。便利なサービスほど財布のヒモを締めましょう。
おはようございます。
筆者は毎月の初旬に、先月の収支・総資産をスプレッドシートに記録しています。
習慣化が功を奏し、毎月初旬が楽しみとなっています。もはや趣味、変人の領域です。
そんな筆者でも、以前はMoney forwardでデータだけ取って満足し、月々の収支管理を怠っていたため「思っていたよりお金が増えない」現象に見舞われていました。
ある時思い立って、毎月・毎年の出費を統計すると驚きの無駄遣い(後述)が常態化していました。
現在は支出最適化により、いわゆる浪費家の状態は脱出していますが、内省と更なるレベルアップのために記事化いたします。
筆者の無駄遣い実録
以下、ある年の筆者+婚約者の支出実績です。
- 電車(新幹線除く):33万円/年
- 日用品:31万円/年
- 外食:25万円/年
- 洋服:20万円/年
- コンビニ:13万円/年
合計:122万円/年
…書いていて目眩がしました。これだけのお金があればハネムーンで豪遊できそうです。
当時を振り返ると、思考停止かつ気分で物を買い、場合によっては結局使わないという体たらくだったと思います。
更に恐ろしいのは、これだけの額にもかかわらず、何に使ったか明確に思い出せないということです。完全に浪費です。
なぜこのような状態に陥ってしまったのか、考察という名目で内省をします。
便利さと浪費は表裏一体
前の記事でも言及しましたが、依存症コンテンツは時間の浪費を招きます。
同じことは金銭にも当てはまるでしょう。
浪費や依存症というと、真っ先に酒・タバコ・ギャンブル・性などが思い当たりますが、筆者はこれらには手を出していません。
しかし、前述の驚くべき無駄遣いの経験から、筆者は
便利すぎて当たり前の存在になったサービスは、依存症状態と変わらない
と考えるようにしています。例えそれが、世間的に当たり前の存在であってもです。
何気なく使っていた電車も日用品もコンビニも、日々の塵が積もって数十万円という高額な買い物になっていました。
良識ある人間ならば、一度に数十万円の出費に対しては慎重になるはずです(筆者の同僚には例外が沢山いますが…後日記事化予定)。
しかし、電車:33万円 ÷ 365 = 904円、日用品:31万円 ÷ 365 = 850円、コンビニ:13万円 ÷ 365 = 356円と考えるとどうでしょうか?
それぞれ「郊外〜都心の往復電車賃」「東急ハンズや無印良品等の雑貨」「安めのコンビニ弁当」と同価格かと思います。筆者はどれも普通に購買してしまっていました。
このように、高額出費を分割して小さな金額に見せかけられると、出費の心理的ハードルは相当低くなります。
一見安い金額で便利なサービスを受けられるのですから、買ってしまうのが人間心理でしょう。しかし、それに甘んじて思考停止の依存を続けると、まんまと高額出費に繋がるわけです。
それでも便利なサービスなので、止めたくても止められない。むしろ止めるという発想が生まれない。
むしろタバコやギャンブルよりタチが悪い依存症状態ではないでしょうか。
止めてしまっても意外と何とかなる
今ではコンビニ代は0円/年、電車代はコロナ前で1000円/月程度、日用品は2000円以下/月程度の出費です。
コンビニ弁当やジュースは一切購入しません。代わりに自炊弁当と水筒にしています。
自炊で美味しいものを作れるようになったため、外食欲や小旅行欲が減り、必然的にそれ目当ての電車利用も消滅しました。
更に電車に関しては、当時は "単身赴任" だったため赴任先と婚約者宅の往復により嵩んでいましたが、上手いこと出張予定を組んで旅費を捻出したりと努力で削りました。
日用品は "買った瞬間が喜びのピーク" であり、買うこと自体が目的化していましたので、気合いでスッパリ止めました。
会社で「コンビニは使わない」と言うと驚かれますが、代替案と自助努力により意外と何とかなるものです。
便利さに依存して上記の浪費状態に戻るよりも、今の自助努力の方が「自分の力で生きている」感じがして心地良いです。人生即努力、努力即幸福。
まとめ
便利なサービスほど財布のヒモを締めるべし。
便利さ故、依存症ビジネスの側面があることを認識しておく。